従業員満足度調査

企業価値観を社員に浸透させるサーベイ

企業価値観を社員に浸透させるサーベイ

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)にとって、「Our Credo(我が信条)」は、すべての企業活動の拠り所である。

 

 

企業の社会的責任が厳しく問われる中、クレドーの価値観の浸透は、J&Jが成長し続ける上でますます重要になっている。

 

では、そのクレドー文化の醸成をどのように行っているかというと、そこにはクレドー・サーベイの存在がある。

 

クレドー・サーベイとは、マネージメントとリーダーがクレドーの価値観をどれだけ実践しているかについて、全従業員がどのように認識しているかを測るものである。これによって組織の健全さを診断するものだ。個人の評価にはまったく関係しない。

 

 

クレドー・サーベイは1986年にスタートし、全世界のJ&Jの従業員が、全員参加する。設問に対して、5段階でチェックしていくことで、調査時の組織の健全さを測る。

 

毎年実施されるサーベイの結果は15名以上単位の部署ごとへ、フィードバックレポートとして1ヶ月後には全部署、全従業員に提供される。このレポートは、いわば働く仲間が自分たちの属する部署の強みと改善点を、どのように認識しているかを明らかにするものである。

 

データは、あくまで調査をした時点での結果に過ぎず、他の部署の結果などはわからないようになっている。成績を他部署と比べて、一喜一憂するものではないからだ。むしろ、その組織の継続的な変化を理解するための、3年間のスコアの動きがわかるようになっており、結果をどう受けとめ、改善にどうつなげるかが問われる。

 

 

「文化に共感できない会社で働くというのは、やはり苦痛だと思うのです。何のために働くかがはっきりすれば、それは働きがいになる。責任は誇りになります」とサーベイの担当者はいう。

 

クレドー・サーベイではずばり、働きがいを問う設問もある。サーベイの改善サイクルは、働きがいを向上させるためのサイクルでもある。

 

人材教育 2007年6月号より一部抜粋


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